閉館後のカーテンコール

またねとさよならを切り取って散らばる半券が
どちらの扉をくぐるのか確かめる間もなく
僕らの思い出を遮って始まる日常に
飛ばされてしまわないように心に隠した
期待と願いは時を越え
今でも僕らを歩かせる
未完成の歓声だけそっと
眩しさを呼んでた
描いた軌跡は奇跡なんかじゃなかった
同じ景色に触れるために何度も台詞を重ねたんだ
流れた涙に続きがあるんだって
気づかせてくれた物語
贈りたい花束の色は増える
一人と人々を彷徨って演技を繰り返す
出番は簡単に僕らを眠らせてくれない
言葉も振る舞いもやり切ったそばから順番に
誰かを傷つけてないかと読み返し続ける
可能と不可能の間は
今でも僕らを迷わせる
一番最初の誓いがずっと
重さを増していく
小さな出会いも一つの舞台になった
見たことない脚本の中知らない台詞が遊びだした
途切れたエンドロールまだ希望は先だって
これからも続く物語
送りたい拍手の数はもう足りない
台本の隅でト書きのない空白を歩く
まるで世界のあくびに触れたみたいだ
時を待つだけのかくれんぼに語り手はいない
もういいよじゃ貸し切りのひとりごと
些細なドラマもシナリオが照らすメッセージ
ありふれた結末は時に何より眩い光になる
見慣れた季節もまた未来じゃ違うって
アドリブに満ちた物語
好奇心がめくる「またね」
描いた軌跡は奇跡なんか蹴飛ばした
違う景色を生きる僕ら何度でも声を重ねるんだ
隠した涙に明日はもう負けないって
約束を記す物語
飾りたい花束に色がつくまで
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